たった一人のお局歯科衛生士のために職場環境がに悪化し転職

なぜ歯科衛生士になろうと思ったのか?

私が歯科衛生士になろうと思ったきっかけ、それは安定した仕事に就きたかったからです。
高校2年の進路相談の際に将来どんな仕事をしたいのか聞かれました。その時に安定した職業ならなんでもいいと思いました。その考えを先生に話したところ、歯科衛生士なんかいいんじゃないか?と勧められました。
早速地元の歯科専門学校のホームページを見ると、歯科衛生士というのはちゃんとした国家資格で、取得すれば就職率100%であることが分かりました。
安定した仕事に就きたかった私にとって就職率100%というのはとても魅力的でした。資格さえ取得すれば確実に就職できるからです。

どのように求人を探したのか?

求人を探す方法は、地元の歯科に片っ端から電話してみて採用の予定はあるかを尋ねました。もちろん、通っていた歯科専門学校が就職の斡旋もしていましたが、まずは自分で動くことが大事だと考え、自分で電話しました。
私のように自分で電話してくる人はめずらしいらしく、とても驚かれたことを覚えています。どの歯科でも医院長から「熱意があっていいね」と言われました。
意外とみんな自分で動くことを嫌がって歯科専門学校が薦めるところだけ面接にいきがちですが、自分で直接問い合わせておくと熱意も伝わって向こうにも覚えてもらえるのでオススメです。
また、歯科専門学校の先生達はいろんな歯科医院との人脈があるので、あそこの医院は先生やさしいよ、とか、こっちの医院は先生が年だから長くは働けないかもね、といった裏情報も教えてくれました。

どのように就職先を決めたのか?

就職先をどうやって決めたかですが、私が重視したポイントは3つありました。

  • 給料や福利厚生といった待遇
  • 医院の新しさ
  • 先生や同僚たちとの相性

以上3点を総合して就職先を決めました。

それぞれ説明していくと、「給料や福利厚生といった待遇」これは一番重要だと思います。いくら楽しい職場でやりがいがあっても給料がカツカツでは意味がありません。また、給料がいくらかだけでなく、毎月の休日が何日あるか、産休はとれるのかといった福利厚生面もしっかりチェックしておくことをオススメします。一旦就職した後でこんなはずじゃなかったと気付いても後の祭りになってしまいます。

次に「医院の新しさ」です。これはなるべく新しい医院で、医院長が若い人のほうが長く働けるからです。できれば開業したての30前後の先生が医院長のところがオススメです。長期で働くことができますし、同僚も入ったばかりの人が多いので自分の居場所が作りやすいと思います。何十年も続いている歯科医院だと、女性スタッフの間で派閥が出来上がっていたり、長年いるという理由だけでえらそうに威張っているお局さんがいたりするので人間関係で苦労してしまいます。

最後は「先生や同僚たちとの相性」です。歯科医院というのは狭い空間で毎日同じメンバーが顔を突き合わせて働かなければなりません。もし先生や同僚と相性が悪いと、毎日8時間苦痛の時間が続くことになってしまいます。と言っても、実際の相性は働いてみるまで分かりません。ですから、面接に行った際の先生やスタッフの対応などで判断するしかありません。
雰囲気の悪い医院だと、スタッフの対応がそっけなかったり、先生がスタッフをあごでこき使っていたりするので、面接の際はそういったところをチェックしておきましょう。

特にチェックするポイントは先生のスタッフに対する対応です。先生がスタッフを下に見ているような医院は、スタッフにストレスがたまって、そのスタッフが新人スタッフをいじめてストレス発散するような光景が良く見られます。逆に先生がスタッフを丁寧に扱っている医院では新人スタッフもそのように扱ってもらえます。

働いてみてどうだったのか?人間関係は?労働条件は?

私が就職した医院は最初の2年はとてもいい医院だったと思います。人間関係は良好で、新人スタッフだった私にみんなやさしく接してくれました。労働条件は普通だったと思います。週休2日で残業はほぼなしでした。給料自体は手取りで15万程度でした。都会だと初任給から20万を超えるような医院もあるそうですが、田舎だったのでこれぐらいかなというのが印象です。友人たちに話を聞いても、だいたい同じぐらいだったので特に自分だけ安かったわけではないと思います。

最初の2年はいい医院だったと言いましたが、その後は地獄でした。原因は1人の歯科衛生士です。私が働き始めた時その歯科衛生士はちょうど産休で休んでいました。続けて2人産んだので、ほとんど顔を合わせることはありませんでした。

その歯科衛生士が本格的に復帰したのは私が働き始めて3年目からでした。その歯科衛生士をAさんとします。Aさんは派閥を作るのが好きみたいで、復帰後早速派閥をつくりはじめました。

常に誰かの悪口を言っている女性で、私はあまり好きではありませんでした。最初はてきとうにあしらっていたのですが、あるときうんざりして「同僚の悪口はもうやめようよ」と言いました。それが気に障ったらしく、悪口の標的が私へときりかわりました。

他の歯科衛生士に「あの子あなたの悪口を言ってたよ」なんて吹き込んで私をおとしいれようと工作します。毎日のようにそうやって吹き込まれているとだんだんと信じてしまうようで、私は同僚の間で孤立するようになっていきました。

歯科医院というのは狭い空間で毎日同じメンバーが顔を合わせて仕事をします。1人だけ孤立しているのは本当につらかったです。昼ごはんもみんなが一緒に食べに出ているそばで1人で食べていました。

一旦孤立してしまうと人間関係を再構築するのは難しく、この医院で働き続けるのはもう無理かもと考え始めるようになりました。

こうしていたらもっと職場が良くなっていたのかも

Aさんが派閥を作って私をいじめ始めるまでは人間関係良好の職場だったので、Aさんさえいなければいい職場だったと思います。Aさんが復帰するまでは本当に働きやすい環境だったのでとても残念です。

辞める原因は何か?どうしたら辞めなかったのか?

結局4年目の途中でその歯科医院をやめることにしました。原因はもちろんAさんです。孤立してしまった私を攻撃することでストレス解消をしているようでした。最初は仕事だからと割り切ろうとしましたが、やっぱり孤独はつらかったです。毎日家に帰ってから1人で泣いたりして、心のほうが限界でした。
やめてしまって次の就職先が見つからなかったらどうしようという不安もありましたが、さすがにもう無理だと思って退職しました。

転職先はどのように探したのか?

退職後は働く気も起こらなかったので、ためてあった貯金で海外旅行に行きました。1ヶ月ほど海外でリフレッシュし、帰国後に転職活動をはじめました。転職先を探す方法ですが、新卒時代と同じように歯科医院に電話で直接問い合わせて探しました。
3年半の経験があるので一通りのことはなんでもできると即戦力をアピールしました。自分としてはすぐに見つかると思っていたのですが、思いの外難航。半月ほどたっても面接にすらこぎつけることができませんでした。
そこで、歯科専門学校時代の恩師に相談することにしました。
恩師に転職先が見つからないことを告げると、「それだったら知り合いの先生が新規で開業するから紹介するよ?」と言われました。新規で開業するにあたって、ベテランの歯科衛生士を探しているとのことでした。私がベテラン?と少し不安もありましたが、仕事のスキルには自信があったので早速面接してもらいました。
結果は見事合格、新しい歯科医院で歯科衛生士のリーダー的立場で働き始めることになりました。