歯科衛生士の仕事に幻滅 他の仕事を勧める理由

私は、大学に入学する前、歯科衛生士の専門学校に通い、歯科衛生士として勤務をしていたことがあります。

なぜ、歯科衛生士になろうと思ったのかというと、元々子供の頃から、歯科医院にいるお姉さんに憧れがあったからです。また、当時は、歯科衛生士の仕事は、安定しているというイメージがありました。

国家資格が必要な仕事ですし今は少子高齢化社会なので、介護職と同様に安定して需要がある仕事です。現在、多くの歯医者では、歯科衛生士の人手が不足しているといわれていて、資格さえ持っていれば、正社員の仕事に就くことは容易であるといえます。

また、元々、医療系の仕事には憧れがありました。医師や看護師などの仕事にも憧れていましたが、体力的にハードなのは避けたい…という気持ちもありました。

歯科衛生士の仕事を選んだ理由

歯科衛生士は、日勤のみの仕事になりますし、命を扱う仕事ではないので、看護師や医師ほど責任は重くありません。私には向いてそうだと思いましたし、医療の仕事が面白そうだと感じたからです。

歯科衛生士の仕事は、看護師とは違い、夜勤もありませんし、土日は休むことが出来る歯科医院が多かったというのも決め手の一つです。

歯科衛生士の資格さえ持っていれば、パートやアルバイトとして勤務をしたとしても、時給は高いので、結婚してからも働き続けることが出来ると思いました。

学生時代は歯科助手としてアルバイト

また、私は学生時代には、歯科医院で歯科助手としてアルバイトをしていました。このため、医療機関での仕事に興味がありましたし、もっと学びたいと思いました。

それで歯科衛生士という仕事について調べてみたところ、専門学校に2年通うことでなれるということでした。このため、歯科衛生士になることを決意したのです。

求人は学校とネットで探した

どのように求人を探したのかですが、基本的には学校で貼り出されている求人などを見比べて探したり、自分自身でも、自宅のパソコンのホームページなどで調べて求人に応募をしました。

就職先を決めるときは、自宅から通うことが出来るかどうかということと、休日や、待遇などで最終的には決めました。

色々な歯科医院があるので、実際に働いてみないと分からないということで、最終的には、実家の近くの歯科医院に決めました。その方が、自転車で勤務をすることが出来ますし、仕事が終わればすぐに帰宅をすることが出来ると思ったからです。

本当は美容歯科勤務希望だった

私は、美容歯科で勤務をしたいと思っていたので、その条件で探してみたのですが、あまり見つからず、一つの美容歯科は面接に落ちてしまいました。

美容歯科は、人気の傾向があり、必ずしも面接で通るわけではないと聞きましたので仕方がなかったのですが、受からなかった以上、一般の歯科医院で勤めることに決めました。

歯科衛生士の仕事は向いていなかった

私自身が、歯科衛生士として勤務をしていた期間はそれほど長くありませんでした。大体1年程度だったのですが、歯科衛生士の仕事は、自分には向いていなかったな…と振り返ってみてもそう思います。

歯科衛生士として働いてみたけれど、仕事自体が面白いと思えなくて、続けていきたいという風に思えず、つらい方が勝っていました。仕事内容にもつらさを感じましたが、それ以上に、職場の人間関係があまりよくありませんでした。

人間関係で悩み続けた

歯科医師の先生に関しては、面接では好印象だったのですが、実際に働いてみると、嫌みな性格の先生で、気に入らないところがあれば、暴言を吐くという感じの人でした。また、スタッフを見下しているところがあり、私たちのことを見下した発言なども多かったです。

歯科医師の先生には、そういった先生が多いといわれていましたが、働いていると顕著にそう感じました。歯科医院という職場は自営業の職場で、先生が社長のような物です。このため先生のいうことは絶対という雰囲気が私には苦手でした。

他の仕事であれば、上司とずっと顔を合わすことはないと思いますし、社長とずっと同じ空間にいることはないと思います。歯科医院は、先生が苦手でも逃げることが出来ないので、本当に先生との相性が重要であると思いました。

さらに、歯科医院は先生を除くと、どこも女ばかりの職場なのが特徴です。このため、内部の人間関係もドロドロでした。私は当時勤めていた他の女性のスタッフとは気が合わなかったです。ご飯の時などは、のけ者にされたりもしましたし、居ない時には、陰口をいわれたりといったこともありました。

歯科医院は本当に狭い世界なので、合わないスタッフがいると一日中憂鬱になります。

また歯科医院は、狭い世界からか女性でもプライドが高い方が多く、衛生士の方も教養のない、ギャル系の女性が多かったです。歯科医院では通用するけれど、他の会社では通用しないだろうな・・・というような方が多かったです。

労働条件は満足いくものではなかった

その歯科医院の労働条件に関してですが、私は自分の自宅から近いということで選んだのもありますが、あまりよくはありませんでした。他の歯科医院と比較して良かったものの、実際に働いてみると給与面が安く、割に合わないなと感じることが多かったです。

その歯科医院は、たびたび昇給をしてくれましたが、もともとの基本給が安いので、割に合わないという感じでした。

歯科医院は、朝の9時から19時半までと拘束時間がとても長いですし、時給に換算するととても安いと思います。私が勤めていた歯科医院は、歯科医師の先生が残業をしたくないというタイプだったので、仕事が終われば、スタッフのみんなは、さっさと片付けが終わると、帰ることが出来ました。

しかし、それでも、基本給がとても安いので、給与は割に合わないと思うことが多かったです。

人間関係が原因でスタッフが定着しない

私が歯科衛生士として勤務をしていたその職場は、慢性的に人数が足りておらず、歯科助手と歯科衛生士の垣根がありませんでした。

歯科助手と歯科衛生士がお互いに指導をしあったりしていましたが、歯科助手の方がすぐ辞めてしまったりして、長続きしなかったりとで、指導の時間が無駄になったりもしました。マニュアルみたいなのが作成されていたら、新しい人が入ってきた時に、一から教える手間も省けるので、もっと良い職場になったのではないかなと思いました。

歯科助手の方が辞めてしまう原因は、人間関係も原因ですし、先生の人柄も原因の一つであると思います。

先生は新しいスタッフだとしても、言い方がきつく、スタッフを見下した発言をしますし、怒鳴ったり、機嫌次第で注意をすることが多かったです。また、初めて歯科医院で働く方にとっては覚えることも膨大にありましたし、なんのフォローもありませんでした。

時給も安く割に合わないと感じる方も多かったのではないでしょうか。

歯科衛生士の仕事に幻滅してしまった

私は、歯科衛生士として専門学校を卒業したけれど、就職してから、歯科衛生士という仕事に幻滅をしてしまい、今後働いていく自信をなくしてしまいました。その後は、勤めていた職場を辞め、大学に進学して、新しい仕事を探すことを決意しました。

私は、歯科衛生士を辞めてから、別のクリニックで働きたいと思ったことはありません。その理由は、歯科医院はどこも同じだと思いましたし、人間関係なども狭い世界なので、そう変わらないと思ったからです。

しかし、転職先は割と豊富にあり、選ぶことが出来るというのは魅力的だと思います。今は不況の時代ですので、転職先で正社員としてすぐに勤務をすることが出来るのはとても良いと思います。

管理人の感想

皆さんはこの人のお話を聞いてどう思ったでしょうか?

まずこの人が歯科衛生士を目指した理由。冒頭部分で触れていますが、歯科医院のお姉さんに対しての憧れ」と「安定しているというイメージ」「体力的にハードなのは避けたい」という思いから、歯科衛生士の仕事を選んだと言っています。

こういう理由で職業を選ぶ人もいるだろうということで、特に問題はないと思います。

ただし、そのあとの「歯科衛生士の仕事を選んだ理由」で言っていることに違和感を感じました。「看護師や医師ほど責任が重くないから自分には向いてそう」「土日は休むことができる」「時給は高いためいつでも働ける」といったものです。

確かに職業を選ぶ上では重要なことだと思います。つまり「歯科衛生士になるのが夢」というわけではなく、「歯科衛生士という職業の労働スタイルに惹かれている」といった感じでしょうか。

ただしこれはあくまでも歯科衛生士になる前に想像で考えていることです。それを証拠に、実際に歯科衛生士になってから、自分の思っていた仕事とは違うといったことを言っています。

1年働いただけで自分には向いていない職業という結論を出しています。また、歯科医師の先生やその他のスタッフからきつい態度を取られたと言っています。

自分に向いていないかどうかを判断するには正直早すぎると思いますし、周りのスタッフから変な態度を取られたから歯科衛生士の世界全体が変だというのは少々行き過ぎだと思います。

また、働いている時間に対し割に合わない給与だとも言っています。では逆に割に合う給与というのはどの程度の金額だと思っているのでしょうか?

経営者である歯科医師からすると、使える人材は手放したくないと考えるため、多少高い給与でも出します。一方、使えない人材と思った場合、なるべく給与は出したくないと考えるものです。

これはどのような職場でも同じことが言えます。

完全に想像ですが、1年で歯科衛生士が自分には向いていないと思った人、そして辞めようと思っている人は、どのような働き方をするでしょうか。恐らく一生懸命働こうとは思わないでしょう。

また、1年で辞めよう思うくらいなので、仕事も完璧にこなすことはできていないことでしょう。

一生懸命働かない、そして仕事が完璧にできない。そんな人材に経営者は高い給与を支払うでしょうか。また、周りのスタッフも温かい態度で接するでしょうか。

難しいでしょう。

このようなこともあり、私の勝手な想像ですが、この人は自分の考え方を変えない限り、どのような職場に行ったとしても不満を感じ長続きしないと思います。

歯科医院は数多くあります。そのため、人によって相性というものもあります。

「合わないな」と感じたら転職してみるのも良いと思います。歯科衛生士の仕事であれば、すぐに次を見つけることができるでしょう。合わないと感じている職場に長くいる必要はありません。

たまに「3年は働いてみないと分からない」という人もいますが、3年も我慢する必要はありません。

しかし、多少合わないと思うことがあっても少しは我慢してみましょう。もしかしたら、ちょっとしたことがきっかけで、その不満は解消されるかもしません。また、あまり転職しすぎてしまうと経歴に傷がついてしまいます。

いざ、本当に就職したいと思っている歯科医院に転職しようと思っても、転職歴の多さが仇となる可能性は十分あります。経営者からしてみても採用してもすぐに辞める可能性のある人材は、初めから採用したくないと考えるためです。

長くなりましたが、歯科衛生士の仕事は他の職業に比べても決して悪い職業ではありません。不満があっても我慢できるところは我慢してみてください。もし我慢ができないようなら、転職を考えても良いと思います。ただし、あまり転職しすぎないように注意しましょう。

転職歴を増やさないためにも、自分に合った転職先を選ぶようにしましょう。そのためにも歯科衛生士専門の転職サイトで情報収集を行うことをおススメします。